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2013.10.10

ソフトウェア資産管理(SAM)とメーカー監査(1)ソフトウェア(ライセンス)を購入する意味

失敗しないソフトウェア資産管理

ソフトウェア資産管理(SAM)とメーカー監査(1)ソフトウェア(ライセンス)を購入する意味

ソフトウェア資産管理の目的には、コスト削減やセキュリティ対策、IT統制などがあるが、一番切実でかつ早く対応することを要求されるのは、ライセンスコンプライアンス対応(ライセンス契約を正しく守る)だ。そして、ライセンスコンプライアンスを確実に意識させられるきっかけはソフトウェアメーカーの監査に直面した時ではないだろうか。

 ライセンスとは、ソフトウェアの使用権(ライセンス)をさす。しかし、ソフトウェアを使用する側は、お金を払ってインストールしていればどんな使い方をしても問題はないはずだと考えていることが少なくない。実際、メーカー監査に直面したユーザの中にも、「自分はお金を払ってソフトウェアを購入したのに、なぜ、メーカーから使い方に文句を言わなければならないのか?」と声高に言う人も多い。

それはモノを購入したときの「購入したものをその後どのように使おうと自由である」という意識に近い。なぜ自由に使えないのかを理解するためには、「ソフトウェアの購入」と「モノの購入」の違いを理解する必要がある。

「ソフトウェアの購入」とは「使用権の購入」である

目に見える「モノ」の場合と違い、目に見えない「ソフトウェア」の場合、購入とはすなわち「ソフトウェアの使用権」を購入するという意味になる。使用権利はいうなれば契約書であり、ソフトウェアを使用するためには、その契約内容を理解して使う必要があるのだ。権利には義務があると、学生の頃に習ったが、どうやらライセンスを購入することには、何かそれに付帯する約束があるらしいことに気づく。

実はこの契約の中には、どのような条件で使用しなければならないということが記載されている。また、契約項目の中に「メーカーには、使用を許すための監査がある」(監査権)という項目もうたわれている。いうなれば、メーカー監査は受ける可能性もあることを前提に使用していることになる。

 そこでそのライセンス契約=使用許諾契約書(End User License Agreement)の中身を読んでみよう、そこにはいろいろな契約条項が記載されている。

 <Microsoftの使用許諾契約書から>

本ソフトウェアをインストール、複製、または使用することによって、お客様は本契約書の条項に拘束されることに同意されたものとします。本契約書の条項に同意されない場合は、本ソフトウェアをインストール、複製、または使用することはできません。この場合、未使用の本ソフトウェアを購入店へご返品になって、お支払いいただいた金額の全額払戻しを受けられる場合があります。

 ソフトウェアを使用する」には、この契約に同意したことが前提であるとなっている。

 では、前述のメーカー監査はどのように記載されているのだろうか?他社の使用許諾契約書の例を見てみよう。

<A社の使用許諾契約書の例>

第●条 使用許諾に関する監査権

弊社はお客様に対して第1条(使用権の許諾)、第3条(著作権表示)第5条(書体の変更等)等で許諾した範囲内で許諾プログラムを適正に管理・運用されているか否かを監査する権限を有するものとし、監査に必要な書類もしくはその写しの提出を、お客様に対して求めることができるものとします。

 すなわち、ソフトウェアを購入することはライセンスに同意をして使用することであり、ライセンスに同意したということは使用許諾契約書に同意したことになるので、すなわちソフトウェアメーカーの監査権にも同意することになる。

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